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タムラ製作所、中国・佛山に車載用電子部品の生産子会社

    ㈱タムラ製作所は8月7日、2018年11月5日付リリースで、国内外における「環境車向け昇圧リアクタ」の生産能力増強について発表していたが、そのうち中国における生産増強に関して、田村電子(恵州)有限公司の分工場として予定していた新工場は、田村汽車電子(佛山)有限公司として新たな連結子会社を設立する運びとなったと発表した。

 タムラ製作所グループは第12次中期経営計画(2019~2021年度)「Biltrite Tamura GROWING ANEW」において、「環境車向け昇圧リアクタ」の拡大を、電子部品関連事業の重要成長戦略の1つとして掲げている。ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車・電気自動車などの将来に向けた需要拡大が見込まれる中、既報(2018年11月5日付プレスリリース)のとおり、国内ではタムラ製作所坂戸事業所および㈱若柳タムラ製作所の工場設備を増設し、中国・華南地区において量産工場の設置を計画している。

 このうち中国における生産増強は、田村電子(恵州)有限公司の分工場として車載用電子部品の新工場の設置を予定していたが、今後のグローバルな需要増加に対応し、車載用昇圧リアクタの生産に特化して管理を徹底するべく、田村汽車電子(佛山)有限公司として新たな連結子会社を設立する運びとなった。同社は、タムラ製作所グループでは初めてとなる「環境車向け昇圧リアクタ」の海外生産子会社として、キープロセスとなるコアの粉体工程を内製化し、ほぼ自動化を実現したラインでリアクタ組立までの一貫生産を行う。

<新会社の概要>

社名:田村汽車電子(佛山)有限公司

所在地:中華人民共和国広東省佛山市

面積:投資土地面積 20,000㎡、建築面積 14,909㎡

総投資額:約23億円(土地・建物 12億円、生産設備 11億円)

生産能力:年間200万台生産体制まで稼働後に順次拡大

稼働予定: 2022年

 ニュースリリース

 

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