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BANDAI SPIRITS、静岡市にプラモデルの生産工場建設

 BANDAI SPIRITS(本社:東京都港区)は8月2日、静岡市にプラモデルを生産する新工場「バンダイホビーセンター新館」を建設すると発表した。新工場は静岡市葵区長沼にあるバンダイホビーセンターの敷地内に建設、2020年秋より稼働することで、プラモデル生産能力の強化を図る。

 同社は、1969年(当時バンダイ)に静岡県清水市に工場を取得しプラスチックモデルの生産を開始。1980年より販売したガンプラ(画像・下)は、2019年4月に累計出荷数5億個を突破する人気商品となっている。現在のバンダイホビーセンター(画像・上)が竣工した2006 年度のガンプラの年間出荷数は660万個だったが、ガンプラの需要に対応すべく同工場内に多色成形機を増設するなどを行い2018年度は 1,573 万個と約 2.4 倍に拡大している。

   ガンダム40 周年となる 2019 年は、プロ野球12球団やユニクロとのコラボレーション、新作映像『SDガンダムワールド 三国創傑伝』の中国を軸とするアジア展開、 新メディアとして㈱サンライズが開設した ガンダム公式 YouT ube チャンネル『ガンダムチャンネル』での アニメーション最新作『ガンダムビルドダイバーズ Re RISE』を10 月に配信 予定など、さまざまなガンプラ展開を行っている。さらにガンプラ 40 周年を迎える来年は 、横浜・山下ふ頭での実物大の動くガンダムの登場や ハリウッドでガンダムの実写映画が制作される予定(公開時期未定など、引き続き 国内外でガンプラの需要が高まると予想する中、中国及び北米を中心とした更なる成長への対応と、中長期 的に安定した生産体制に備えるべく、新たな工場の建設を決定した。

■「バンダイホビーセンター新館」の特徴

 新館建設に伴い下記設備など を新たに導入予定。

1.小型 AGV2 台( AGV =自動搬送機 による効率化

2.成形画像検査機 による不良成形品の混入防止対策

3.生産成形管理システム(見える化 によるリアルタイムでの把握、効率性 のアップ

■バンダイホビーセンターについて

 バンダイホビーセンターは、BANDAI SPIRITS のガンプラをはじめとしたプラモデルの生産拠点として静岡県静岡市葵区長沼で2006 年に竣工した。バンダイホビーセンターでは、自社のオリジナル技術である1つの金型に 4つの色、4つの異なる素材を同時に成形 できる特別な成形機「4色射出成形機」を使うことで、単色成形では 4 枚になる ランナーが多色成形では 1 枚になるなどプラモデルの作りやすさや組立後のカラーリング 再現 の追求を行うと共に、使用電力量の低減や使用材料の省資源化といった環境負荷低減も目指している。現在も多色成形技術を活用した さまざまな技術を生み出しプラモデルを進化させている。

<バンダイホビーセンター新館の概要>

着工時期:2019年12月予定

稼働時期:2020年秋以降

建設内容:現ホビーセンターの敷地内に成形建屋を作り、多色成形機6台を増設

建設後多色成形機台数:35台(電動25台/油圧10台)※グループ会社含む

建設目的:国内外で高まっているプラモデルの需要に対応するため

建設効果:現状の約1.4倍の生産が可能(2019年8月対比)

建物呼称:バンダイホビーセンター新館

※それに伴い、現バンダイホビーセンターは本館となります

全体敷地面積:12,261㎡

延床面積:「本館」8,767㎡(3階建て)/「新館」1,488㎡(平屋)

従業員数:125名(請負含め従事者:150名)(2019年8月現在)

 ニュースリリース

 

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