・内需は9カ月連続の増加、外需は2カ月連続で減少
日本建設機械工業会が7月31日に発表した2019年6月の建設機械出荷金額は、内需は4.2%増加の808億円、外需は6.8%減少の1,506億円、総合計では3.2%減少の2,314億円となった。その結果、内需は9カ月連続の増加、外需は2カ月連続の減少となった。総合計では9カ月振りの減少となった。
■内需は4.2%増の808億円
内需について機種別に見ると、油圧ショベル6.2%増加の233億円、ミニショベル16.5%増加の76億円、建設用クレーン15.1%増加の182億円、コンクリート機械41.6%増加の30億円、その他建設機械2.9%増加の56億円の5機種が増加し、内需全体では4.2%の増加となった。
■外需は6.8%減の1,506億円
外需について機種別に見ると、ミニショベル14.3%増加の221億円、建設用クレーン17.9%増加の83億円の2機種が増加したものの、その他7機種と補給部品が減少した。
地域別に見ると、中国が5カ月連続の増加、欧州が9カ月連続の増加、北米が22カ月連続の増加、中南米が2カ月振りの増加、CISその他東欧が5カ月連続の増加の5地域が増加したものの、外需全体では6.8%の減少となった。
■油圧ショベル、6月の国内出荷台数は28.1%増の2,017台
6月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ621台(前年同月比6.5%減少)、油圧ショベル2,017台(同28.1%増加)、ミニショベル2,348台(同13.4%増加)、クローラクレーン43台(同13.2%増加)、ラフテレーンクレーン131台(同6.5%増加)、アスファルトフィニッシャ47台(同46.9%増加)――となった。
また1~6月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ4,482台(前年同期比7.2%増加)、油圧ショベル11,420台(同28.4%増加)、ミニショベル13,562台(同4.8%増加)、クローラクレーン209台(同18.0%減少)、ラフテレーンクレーン933台(同9.5%増加)、アスファルトフィニッシャ223台(同4.3%減少)――となった。
そのほか、四半期単位統計機種の1~6月実績では、トラック搭載型クレーン8,612台(前年同期比18.2%増加)、高所作業車8,909台(同23.0%増加)となっている。