■経営成績に関する説明
■部門別の状況
<機械コンポーネント部門> 中小型の減・変速機は国内や欧州の需要が減少したが、Lafertグループ(Lafert S.p.A.等)を連結子会社化したことから受注、売上ともに増加した。この結果、受注高は341億円(前年同期比11%増)、売上高は319億円(同18%増)、営業利益は19億円となった。
<精密機械部門> プラスチック加工機械事業は、中国の電気電子関連や、国内及び欧州の需要が減少したことから受注、売上ともに減少した。その他精密機械事業は、極低温冷凍機及び半導体関連は堅調に推移したものの全体では受注は減少し、前期からの受注残があったことから売上は増加した。この結果、受注高は425億円(前年同期比17%減)、売上高は419億円(同3%増)、営業利益は34億円となった。
<産業機械部門> 運搬機械事業は、電力、鉄鋼向け需要が堅調であったことから受注は増加したが、受注残の客先向け納期の関係で売上は減少した。その他産業機械事業は、産業用タービンの増加で受注は増加したが、鍛造プレスなどの受注残の減少により売上は減少した。この結果、受注高は204億円(前年同期比12%増)、売上高は182億円(同12%減)、営業利益は6億円となった。
<船舶部門> 船舶市況は引き続き低迷しており、当第1四半期は前年同期と同様に新造船の受注はなかった。また、引き渡しについては、前年同期は1隻だったが当第1四半期はなかった。この結果、受注高は44億円(前年同期比34%減)、売上高は95億円(同2%減)、営業利益は6億円となった。
<環境・プラント部門> エネルギープラント事業は、国内で前年同期にあったバイオマス発電設備の大型案件が当第1四半期はなかったことなどから受注、売上ともに減少した。水処理プラント事業は、排水処理装置案件や廃棄物処理設備補修案件を受注したことなどから受注は増加したが売上は減少した。この結果、受注高は178億円(前年同期比59%減)、売上高は300億円(同7%減)、営業利益は9億円となった。
<その他部門>:受注高は20億円(前年同期比16%増)、売上高は16億円(同3%減)、営業利益は3億円となった。
■2020年3月期の見通し
2020年3月期(2019年度)連結業績は、売上高9,050億円(2018年度比0.2%増)、営業利益720億円(同4.3%減)、経常利益690億円(同5.0%減)、親会社株主に帰属する2018年度純利益460億円(同)0.8%増と、2019年5月8日公表値を据え置いている。