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日野自、タイ日野製造が車両開発・生産の新拠点「スワンナプームものづくりセンター」の定礎式実施

 日野自動車と生産子会社の日野モータース マニュファクチャリング タイランド(本社:サムットプラカーン県サムロン、以下タイ日野製造)は7月26日、サムットプラカーン県バーンボーにおいて、新たな車両開発・生産拠点「スワンナプームものづくりセンター」の定礎式を実施したと発表した。

 式典には、タイ工業省副政務次官のアピチン ショーティガサティアン氏といった来賓を招き、タイ日野製造社長のソムチャイ プラインケァウ氏、日野専務役員の皆川誠氏らが参列した。

 日野は「Challenge2025(※1)」において、顧客と社会へ継続的に価値を提供していくため、グループを挙げて事業構造の変革を進めている。この新拠点では、タイ国内の商品企画・開発・生産の機能を集約・強化し、ASEAN最適車の現地での一貫した商品化・生産供給を行う計画。

 タイ日野製造社長のソムチャイ プラインケァウ氏は、「この新拠点は、単なる生産拠点ではなく、ASEAN初の”ものづくりセンター”となります。全従業員が親しみと誇りを持ち、品質の高い製品を低コストで生産する、安全かつ環境に配慮した最新のモデル工場です。この”ものづくりセンター”が、ASEAN地域のニーズにお応えするトラックを生み出してお客様に最高の価値を提供するとともに、地域社会、そしてタイに新たな価値を創造していきたいと考えています」と語った。

 日野の専務役員である皆川氏は「日野は、お客様と社会に継続して価値を提供していくための事業基盤強化に向け、各地域で現地化を進めています。今後も大きく発展が期待されるアセアン地域においては、ここタイをアセアンの中核拠点と位置づけ、アセアン地域のお客様に競争力のある商品をタイムリーに提供できるように、この”ものづくりセンター”を開設することになりました。日野自動車がタイおよびアセアン地域のお客様そして社会に対し、今までも、そして今後も継続的に貢献できることを喜ばしく思います」と語った。

 日野は、「もっと、はたらくトラック・バス」をスローガンに掲げ、その実現に向けて「安全・環境技術を追求した最適商品の提供」「最高にカスタマイズされたトータルサポート」「新たな領域へのチャレンジ」の3つの方向性に注力している。顧客や社会に継続的に価値を提供していくために、常にチャレンジを続けていく。

 ※1:2018年10月30日公表

<拠点概要>

名称:スワンナプームものづくりセンター

所在地:サムットプラカーン県 バーンボー郡

敷地面積:約40万㎡

機能:日野車の商品企画、開発、生産

生産品目:中・小型トラック、バス

稼働開始:2021年予定

従業員数:約1,300名(稼働開始時点)

投資額:約115億円

 ニュースリリース

 

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