・受注額は16.5%減の1,775円、3四半期連続の減少
日本ロボット工業会:2019年7月25日
◆調査概要
◆業況
2019年4~6月期は、受注額が対前年同期比16.5%の減少、生産額が同16.7%の減少となった。前四半期から減少幅は抑えられてはおり、底堅く推移しているものの、昨年下期から続く鈍化傾向は長期化している。
国内は前四半期に続き出荷額トータルでは対前年同期比増加を維持。溶接やハンドリング・組立用などが堅調、業種では自動車製造業向けが他業種向けの減少を補う形となっている。
輸出は溶接用が前年同期比45%減と全体を押し下げたほか、他用途向けも軒並み減少。輸出先では米国・中国・欧州向け減少傾向に変化はみられない。
受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。
1.受注
・受注台数(台) : 46,395(前年同期比▲23.4%) 【4四半期連続の減少】
・受注額(億円) : 1,775(同▲16.5%) 【3四半期連続の減少】
2.生産
・生産台数(台) : 41,945(前年同期比▲26.6%) 【4四半期連続の減少】
・生産額(億円) : 1,534(同▲16.7%) 【4四半期連続の減少】
3.出荷
・総出荷台数(台) : 42,519(前年同期比▲25.1%) 【4四半期連続の減少】
・総出荷額(億円) : 1,578(同▲16.1%) 【2四半期連続の減少】
・国内出荷台数(台): 9,810(同▲2.6%) 【9四半期ぶりの減少】
・国内出荷額(億円): 443(同+2.1%) 【3四半期連続の増加】
・輸出台数(台) : 32,709(同▲30.0%) 【4四半期連続の減少】
・輸出額(億円) : 1,136(同▲21.5%) 【4四半期連続の減少】
3.1 国内出荷内訳(資料2・3)
電気機械製造業向け
・国内出荷台数(台) : 2,361(前年同期比▲21.3%) 【10四半期ぶりの減少】
・国内出荷額(億円) : 120(同▲16.7%) 【2四半期ぶりの減少】
自動車製造業向け
・国内出荷台数(台) : 4,004(前年同期比+29.0%) 【2四半期ぶりの増加】
・国内出荷額(億円) : 168(同+29.8%) 【3四半期連続の増加】
3.2 輸出内訳(資料1・3)
電子部品実装用
・輸出台数(台): 3,096(前年同期比▲20.4%) 【2四半期連続の減少】
・輸出額(億円): 501(同▲17.0%) 【2四半期連続の減少】
溶接用
・輸出台数(台): 6,150(前年同期比▲37.8%) 【5四半期連続の減少】
・輸出額(億円): 136(同▲45.7%) 【5四半期連続の減少】