・海外市場は好調だが緩やかなペースで推移
UNACEA:2019年7月23日
統計活動を担当するUnacea評議員のAntonio Strati(アントニオ・ストラティ)は次のように述べている。
国際貿易は、緩やかな成長率にもかかわらず、好調だった。 Prometeia(調査・コンサルティング会社)がUnaceaと共同で行ったSamoter Outlookの最新の貿易報告によると、1~4月の建設機械輸出は9億9,200万ユーロに達し、前年同期と比較して1.9%増加した。(1ユーロは約121円)
セグメント別によると、タワークレーンの輸出(+ 4.2%)、骨材製造用の機械(+ 3.4%)、コンクリート用の機械(+ 3.4%) )、土工機械の(+ 3%) 輸入は3億500万ユーロで、前年同期比1.8%増だった。1.9%の成長を見せたこの部門の貿易収支は6億8,600万ユーロだった。
■UNACEA (イタリア建設機械協会)について
2010年に創設され、現在約50のメンバーで構成されているUNACEAは、建設機械業界に関わるすべての企業、機関、組織の貢献に貢献する建設機械のイタリア貿易協会。UNACEAのメンバーには、土木機械、アタッチメント、コンクリート機器、タワークレーン、油圧ショベルなどがある。
UNACEAはイタリアのCECE(欧州建設機械委員会:13カ国・約1,200社、売上高230億ユーロ、直接雇用者13万人)会員。
イタリアの建設機械・設備産業は、2007年以来製造業全体に深刻な困難が及んでいるにもかかわらず、生産量の点でヨーロッパでも最高の産業の1つであり続けている。世界的に有名で評価されているイタリアの製品は、その高い専門性、継続的な技術革新、そしてエレガントなデザインで際立っている。 2014年の売上高は25億ユーロ(約3,025億円・121円計算)を超え、生産量の約7割が輸出されている。このイタリアの産業部門には約200社が参加し、直接6,000人を雇用し、関連産業でさらに3万人の雇用を生み出している。(HPより)