・半導体製造装置・解析装置の開発・生産能力強化
㈱日立ハイテクノロジーは7月24日、半導体製造装置事業および解析装置事業における開発・生産能力強化をめざし、茨城県ひたちなか市に新たに工場用地を取得し、新工場を建設すると発表した。
デジタル技術の発達によりIoTやAIの実用化が進み、データ量が飛躍的に増える中で、半導体の需要はますます増大しており、データセンターや産業分野向けに半導体市場は2020年以降も成長・拡大することが見込まれる。また、最先端の半導体デバイスだけではなく、材料やバイオ分野においても多様化する顧客ニーズや課題への対応が求められている。
このような市場環境の中、日立ハイテクは、主要生産拠点である那珂地区近郊の常陸那珂工業団地内に、半導体製造装置を中心とした主力製品の生産能力拡充と、多様な製品ラインアップを実現する開発環境の構築を目的に、新工場を建設する。
新たに建設する工場は、地上6階建て、延床面積約50,000m2となり、2019年11月に着工し、2021年2月の竣工を予定している。
新工場の完成により、今後も需要の増加が見込まれる半導体市場に対応するための生産能力を確保するとともに、製造工程のさらなる自動化を進め、IoTやAIを活用した先進的なスマートファクトリーをめざし、最先端製品を製造していく。
日立ハイテクグループは、今後も革新的な製品・ソリューションをタイムリーに提供し続け、最先端分野で顧客の飛躍と成長を手伝っていく。
<新工場の概要>
所在地:茨城県ひたちなか市新光町
敷地面積:約125,000m2
延床面積:約50,000m2
構造:鉄骨造 地上6階建
竣工予定:2021年2月
総投資額:約300億円