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日新電機、約4.5億円投じてベトナム工場の生産エリア拡大、最新加工設備を増強

・産業用装置・部品受託生産事業の生産能力を拡大

    日新電機(本社:京都市右京区)は7月16日、産業用装置・部品受託生産事業の受注増加に対応するため、グループ会社である日新電機ベトナム有限会社(本社:ベトナム)の生産エリア拡大と加工設備の増強を図ると発表した。今回の投資額は約4.5億円。今回の設備投資により、生産能力は1.3倍を見込んでいる。

 第1工場(10,000㎡)内に、2階建の組立室(1,500㎡)を増設、1階を板金加工エリア(2,300㎡)として整備するほか、隣接するレンタル工場を新たに第3工場(3,420㎡)として構築し、2020年1月に整備完了を予定している。また最新のファイバーレーザー切断機、NCタレットパンチプレス、大型マシニングセンタなど、板金・切削加工設備を増設し生産能力の拡大を図るとともに、年々上昇する人件費対策として溶接ロボットなどを導入し、積極的に作業の自動化を進めている。

 日新電機ベトナムでは、第1工場、第2工場(7,700㎡、2016年4月竣工)共に、フル生産状態が続いており、第2工場建設時の売上計画30億円(2020年度)は今年度達成見込みで、計画を上回るペースで生産が急拡大している。米中貿易摩擦問題や日本国内の中小企業の休廃業に伴う生産キャパシティ不足により、近年急激に高まっているグローバルな生産委託のニーズに対応すべく、生産能力の拡大に向け設備投資していく。

<設備投資の概要>

概要:第1工場(10,000㎡)内に2階建の組立室(1,500㎡)を増設

レンタル工場を第3工場(3,420㎡)として構築

導入予定機器:ファイバーレーザー切断機(1台)、NCタレットパンチプレス(1台)、大型マシニングセンタ(1台)

完了予定:2020年1月

投資金額:約4.5億円

<日新電機ベトナム有限会社の概要>

名称:日新電機ベトナム有限会社(Nissin Electric Vietnam Co., Ltd.)

代表者:代表取締役社長 生方 寛之

所在地:バックニン省ティエンソン工業団地(ハノイ市内より北東へ約30キロメートル)

設立:2005年11月(2006年稼働開始)

資本金:7,674千USD (約8.9億円)

出資比率:日新電機株式会社 78%、日新電機タイ株式会社 22%

事業内容:産業用装置・部品受託加工事業

従業員数:541人(2019年3月末時点)

 画像は第一工場改修後イメージ図。

 ニュースリリース

 

 

 

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