・経営管理強化/グループ内連携推進
㈱神戸製鋼所は7月11日、欧州地域における神戸製鋼所グループ拠点の統括会社として、2012年に設立された機械事業部門の拠点であるKobelco Machinery Europe GmbH(KME、ドイツ・ミュンヘン)を母体として、今月、新たにKobelco Europe GmbH(KEU)を設立したと発表した。
今後KEUを起点として、欧州地域におけるコーポレートガバナンスやコンプライアンスを始めとした経営管理の強化や、グループ内連携などを一層進めていく。なお、アクセスの良さから中東地域のグループ拠点についてもKEUが統括する。
神戸製鋼所グループは、1960年代から欧州地域への事業進出を進め、現在では5ヶ国に10拠点を有している。近年では、2012年に当時CNH Global N.V.(現、CNH Industrial N.V.)との提携を解消したコベルコ建機が欧州に再進出し、2013年にオランダに拠点を設立している。また、神戸製鋼所機械事業部門では2017年4月にスウェーデンに本拠地を置くQuintus Technologies ABを買収し100%子会社化するなど、欧州地域における事業展開を加速させている。
今回のKEU設立により、神戸製鋼所グループが事業展開する主要な地域について各統括会社がカバーする体制が整った。各地域において統括会社がグループ拠点をサポートする形で、今後も更なる事業展開を進めていく。
<Kobelco Europe GmbH 概要>
会社名:Kobelco Europe GmbH(KEU)
設立:2019年7月
所在地:ドイツ ミュンヘン
資本構成:神戸製鋼所100%出資
従業員数:15名(2019年7月時点)
資本金:100千ユーロ
代表者:上杉 強志