日本鍛圧機械工業会が7月8日に発表した2019年6月の受注総合計は253.0億円、前年同月比23.7%減となり、4ヶ月連続で前年を割り込んだ。プレス系、板金系を併せた機械合計では29.6%減、サービス系も3.3%減となり、全セグメントで低調。国内向けの設備投資には一服感があり、輸出向けは貿易摩擦の動向を見極める傾向があると思われ、早期の回復を見通しにくい。
機種別によると、プレス系機械は100.2億円、前年同月比39.2%減。大型プレスは73.6%増だが、超大型プレスが94.3%減、中型プレス9.6%減、小型プレスも52.0%減。油圧プレスは69.5%減、フォーミングが23.6%減、自動化・安全装置も13.8%減。板金系機械は80.8億円で前年同月比12.3%減。パンチングは4.0%増だが、プレスブレーキが6.1%減、レーザプラズマも32.6%減。
国内は124.3億円、前年同月比18.2%減。一般機械が1.1%増だが、自動車は17.6%減、金属製品製造業29.3%減、電機24.1%減、鉄鋼・非鉄金属も48.6%減となった。
輸出は56.7億円、前年同月比46.0%減。北米向けが38.1%減、中国向け48.0%減、東南アジア向け12.5%減、韓国・台湾向け36.2%減、欧州向け85.4%減、インド向けも84.2%減となった。