・過酷な環境でも人協働ロボットの導入が可能に –
近年は、深刻化する労働力不足を背景に、さまざまな分野でロボットを活用した自動化による生産性向上や製造コスト削減が強く求められている。そのため、安全柵が不要(※1)で人と並んで作業ができる人協働ロボットの活用により省スペースでフレキシブルな生産ラインの実現が期待されている。
このほど、人協働ロボットの新たなラインアップとして、ちりやほこり、また液体などへの耐環境性を向上させた人協働ロボット MOTOMAN-HC10DT 防じん・防滴仕様タイプを製品化した。工作機械へのワーク投入など、ちりやほこり、液体の混入などが想定される過酷な環境においても人協働ロボットの導入が可能になり、多様化する顧客の要望に応える。また、ロボット先端部にコネクタを設置したことで、ロボットハンドなどのツールを直接取り付けることが可能になり、より使いやすさが向上した。
※1 安全機能により安全柵なしのシステム構築が可能だが、全てのケースにおいてリスクアセスメントを実施する必要がある。