米国の油圧補器メーカー、Sun Hydraulics(サン・ハイドロリクス、本社:フロリダ州Sarasota)は2019年6月25日、中国江蘇省蘇州市昆山に最新の製造工場を開設すると発表した。
この新しい3.600㎡の施設は、アジアの太平洋地域(APAC)地域におけるSunの生産能力を向上させ、地元の顧客により良いサービスを提供する。この工場は当初、その地域で販売されている製品の選択された範囲について組み立てと試験を行う。今後数年間で、同社は同社の地域の顧客のために、この施設内で付加価値の高い製造をさらに強化することを計画している。
「今日の昆山工場の開業により、Helios Technologies(ヘリオス・テクノロジーズ)は過去12カ月間でアジア太平洋地域への3回目の多大な投資を行いました。この投資は、Heliosの戦略『in the region, for the region(地域内は地域内で)』と一致しています。アジア太平洋地域では引き続き力強い成長が見込まれており、この新しい施設からさまざまなSun製品を提供できることを期待しています」とSun Hydraulicsの親会社、Helios TechnologiesのCEOであるWolfgang Dangel(ヴォルフガング・ダンゲル)氏は述べた。
この地域への以前の投資には、韓国の仁川(インチョン)での大規模な新規製造事業、およびオーストラリアを拠点とするCustom Fluidpower(カスタム・フルードパワー)の買収が含まれていた。
Sun Hydraulicsの社長、Raj Menon(ラジ・メノン)氏は、このプロジェクトに携わった人々を表彰したうえ、「私は、中国の新工場から世界をリードするSun製品を供給できることに興奮しています。私は、中国とアメリカのSunチームが、予定通りに工場を完成させるために必要な努力と献身をしてくれたことを祝福します」と述べた。
Sun Hydraulicsは、アメリカに3カ所、ヨーロッパに2カ所、そして現在はアジア太平洋に3カ所の製造拠点を持ち、グローバルな製造拠点を維持している。
■Sun Hydraulicsについて
Sun Hydraulicsは、フルードパワーシステムの不可欠なコンポーネントとして、力、速度、および動きを制御する高性能ネジ込み式油圧カートリッジバルブおよびマニホールドの大手設計および製造会社。1970年以来の事業と1997年以来の上場企業として、2018年にSun Hydraulics CorporationはHelios Technologies(NASDAQ:SNHY)となった。(HPより)