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三菱重工エンジニアリング、米テキサス州で大規模ポリエチレンプラントを受注

・エクソンモービル社とSABIC社の合弁会社GCGV社向け

・年間生産能力130万トンで、大型複合生産施設の一部を構成

・詳細設計、機器供給・調達、モジュール製作を担当

 三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング(MHIENG、本社:横浜市西区)は6月21日、三菱重工業の米国グループ会社である米国三菱重工業(MHIA)および米国大手建設会社のザッカリーグループ(Zachry Group)と共同で、エクソンモービル社(ExxonMobil Chemical Gulf Coast Investments LLC)およびSABIC社(Saudi Basic Industries Corporation)との合弁会社であるGCGV社(Gulf Coast Growth Ventures LLC)から、年産130万トンの大規模ポリエチレンプラントを受注したと発表した。

 同プラントは、GCGV社がテキサス州コーパスクリスティ近郊に新設を計画する大型エチレン複合生産施設(コンプレックス)の一部を構成するもので、MHIENGは詳細設計、機器供給・調達、モジュール製作を担当する。

 ポリエチレンは、食品の包装、農業用フィルム、建設材等の様々な日用品に使用される。

 MHIENGは、エクソンモービル社向けとして、同規模のポリエチレンプラントを2011年にシンガポールにおいて、また2017年には米国テキサス州で完工している。また、現在テキサス州ボーモントでも、大型ポリエチレンプラントを建設中であり、今回4件連続の受注となる。

 今回のプロジェクトでは、経済性および客先スケジュールの最適化のため、革新的なモジュール工法を提案。2017年10月から開始されたFEED(注)コンペティションを経て受注したもの。

 米国ではシェールガスの増産を背景に、化学プラント市場が急拡大している。MHIENGは引き続き、化学プラント主要顧客の集積地であるテキサス州ヒューストンに本社を置くMHIAと連携し、今後も、エクソンモービル社をはじめとした主要顧客との信頼関係を継続していくとともに、活性化する同国の化学プラント市場へ積極的な営業活動を展開していく。

 FEED(Front End Engineering Design)は、事業化実現検討・基本設計です。

 ニュースリリース

 

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