大同工業は6月19日、パキスタンにおいて、現地企業と合弁で二輪車用チェーンの一貫生産を行うと発表した。6月18日に合弁会社設立に関する契約締結した。
大同工業グループは、2017年11月にパキスタンにおいてAtlas Autos (Private) Ltd.(アトラス・オートス)と技術援助契約を締結し、同国での二輪車用チェーンの組立生産を行ってきた。今回、大同工業グループは、パキスタンで二輪車用チェーンの一貫生産を開始することで、同国における二輪車メーカー各社および補修品市場への品質・コスト・納入の一貫サービスを提供する体制を構築することを目的に、Atlas Autos (Private) Ltd.と合弁会社を設立することにした。
Atlasグループは日系二輪車メーカーおよび部品メーカーとの提携を行っており、今回の合弁事業により更なる成長が期待されるパキスタンでのビジネス展開の拡大を加速していく。
<合弁会社の概要>
名称:Atlas DID (Private) Ltd.
所在地:カラチ市 アトラス工業団地(カラチ中心地から約20km)
事業内容:二輪車用チェーン等の製造・販売
資本金:12億パキスタンルピー(約9億4千万円)
設立年月日:2019年7月末(予定)
出資比率:Atlas Autos (Private) Ltd. 60%、大同工業 20%、Daido Sittipol Co., Ltd.(大同工業タイ子会社) 20%
<今後の見通し>
量産時期:2021年5月一貫生産開始予定
売上高:16億3千万パキスタンルピー(約13億円、2024年予定)
従業員数:180名(2024年予定)
生産能力:約700万メートル(約500万本 2024年予定)