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共和工業所、2019年4月期売上は4.5%増の102.9億円、今期予想は7.7%減の95億円

 ㈱共和工業所が6月7日に発表した2019年4月期(2018年5月~19年4月)連結業績によると、売上高は102億90百万円(前期比7.5%増、7億17百万円増)、営業利益11億77百万円(前期比7.7%増、84百万円増)、経常利益12億74百万円(前期比10.7%増、1億22百万円増),親会社株主に帰属する当期純利益9億53百万円(前期比1.6%増、14百万円増)となった。

 共和工業所2019年4月期データ

 主力販売先である建設機械業界の国内は、一昨年9月に施行された新排ガス規制に伴う駆け込み需要の反動減や自然災害の影響を受けたが、売上高は前期並みとなった。一方、海外は、米国のエネルギー・インフラ工事関連向け需要が引き続き堅調に推移し、中国は前年同期より需要の伸びは鈍化しているものの、全国的にインフラ工事が堅調に推移した。また、資源高を背景にアジア・オセアニアで鉱山機械の需要が好調に推移した。

 建設機械部門の国内向け売上高は75億24百万円(前期比10.0%増、6億83百万円増)、海外向け売上高は18億50百万円(前期比7.2%増、1億23百万円増)となった。自動車関連部門の売上高は5億円(前期比17.4%減、1億5百万円減)。産業機械部門の売上高は、1億20百万円(前期比13.2%減、18百万円減)となった。

■2020年4月期の見通し

 建設機械業界は、油圧ショベルの需要見通しは世界全体で2019年3月期を若干下回ると想定。また、米中貿易摩擦の長期化や英国のEU離脱問題など懸念材料を踏まえ、2020年4月期業績は、売上高95億円(前期比7.7%減)営業利益8億70百万円(前期比26.1%減)経常利益9億80百万円(前期比23.1%減)親会社株主に帰属する当期純利益7億30百万円(前期比23.4%減)を見込んでいる。

 共和工業所の2019年4月期決算短信

 

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