森永製菓(本社:東京都港区)は5月23日、「チョコモナカジャンボ」等主力アイスクリーム商品の生産体制強化のため、現在建設中の高崎第3工場での製造ライン新設を決定したと発表した。
森永製菓は2018中期経営計画(2018年度~2020年度)において「経営基盤の盤石化と成長戦略の加速」を掲げ、国内の菓子食品・冷菓部門を中心とする『既存領域』では主力ブランドの強化と生産体制再構築によるより安定した収益基盤の確立を目指している。
2018年6月14日に建設計画を発表した高崎第3工場は、2019年4月に着工し「ダース」等チョコレート主力商品の生産拠点集約へ建設を進めているが、このほど、同工場内に「チョコモナカジャンボ」等主力アイスクリーム商品製造ラインを新設することを決めた。
アイスクリーム市場は年々拡大(2017年度、2008年度比133%)し、森永製菓の冷菓部門の売上高も172%(2018年度、2008年度比)と大きく伸長している分野。中でも主力ブランドである「チョコモナカジャンボ」は18年連続伸長を続けている。
今回の高崎第3工場におけるアイスクリーム商品製造ラインの新設で、伸長する主力商品の生産効率化と供給体制の強化・整備を行い、顧客の期待に応えていく。
<今回の設備投資概要>
投資額:86億円(付帯設備、製造設備等)
対象商品:「チョコモナカジャンボ」「板チョコアイス」
工事計画:
高崎第3工場竣工予定:2020年4月
稼働開始予定:2021年4月
<高崎工場概要>
所在地:群馬県高崎市宮原町2-1
主な製造商品:「森永ビスケット」「カレ・ド・ショコラ」「ハイチュウ」等
経過:2011年1月 第1工場竣工
2011年7月 第1工場稼働開始
2013年1月 第2工場竣工
2013年6月 第2工場稼働開始
2018年6月 第3工場建設予定を発表
<高崎第3工場建設計画概要>
主な製造商品(予定 ):「ダース」「チョコモナカジャンボ」「板チョコアイス」
工場規模:鉄骨造・2階建 延べ床面積35,450㎡
工事計画:着工 2019年4月
竣工予定 2020年4月
稼働開始予定 2020年9月(ダース)
稼働開始予定 2021年4月(チョコモナカジャンボ、板チョコアイス)