キヤノンとキヤノンモールド(本社:茨城県笠間市)は5月16日、今後の金型事業拡大に向け、同事業を担うキヤノンモールドが茨城県笠間市内に持つ6カ所の工場を集約・刷新するため、同市内で新工場を建設すると発表した。
キヤノンは、2016年度からの新5カ年計画「グローバル優良企業グループ構想フェーズⅤ」において、「戦略的大転換を果たし、新たなる成長に挑戦する」をスローガンに、新規事業の育成、強化に取り組む一方、現行事業の再強化を図っている。これまでキヤノンは、産業機器や金型製造を強みとする会社をグループに迎え、生産技術の強化および関連事業の拡大を図ってきた。
新工場は、建物や設備を刷新し、生産能力の増強と物流効率の向上を図る。キヤノンモールドは引き続き、同じ茨城県内にある阿見事業所と連携し、市場変動による需要の変化に即座に対応できるよう最適な生産体制を構築していく。
<計画概要>
名称:キヤノンモールド株式会社 本社・友部事業所(仮称)
所在地:茨城県笠間市柏井外(茨城中央工業団地・笠間地区)
敷地面積:約100,000㎡
延床面積:約18,000㎡
投資額:今後3年間で約100億円以上
(土地・建物:キヤノン株式会社、設備:キヤノンモールド株式会社)
事業内容:精密プラスチック金型の設計、製作
操業開始予定:2020年8月
<キヤノンモールドの概要>
会社名:キヤノンモールド株式会社
代表者:代表取締役社長 斎藤 憲久
所在地:茨城県笠間市鯉淵6241番地6
設立年月日:1972年11月
事業内容:精密プラスチック金型の設計、製作
株主:キヤノン株式会社(100%)