■当期の経営成績の概況
2018年度における国内経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調が持続した。一方、世界経済、米国は総じて堅調に推移したものの、欧州、中国の経済成長は鈍化し、米中貿易摩擦の長期化リスク等により、先行きは不透明な状況が続いている。
■2020年3月期(2019年度)の見通し
今後の見通しについては、世界経済は、米中貿易摩擦の長期化、景気の勢いの鈍化の可能性等、先行きは不透明な状況にある。また、国内経済も、海外経済下振れの影響や円高進行リスク等、予断を許さない状況にある。このような状況のもとで、油研工業グループは、2019年度を初年度とする新中期経営計画「3G Action2021~Challenge the Next Stage~」を策定いたした。前中期経営計画3G《Group・Global・Growing 》の行動指針を継続し、グローバル企業としてさらなる成長を目指し、利益《Gain 》を刈り取れる収益体制の構築を図っていく。
業績予想の前提となる為替レートは、1ドル=上期110円、下期105円を前提としている。
なお、2019年3月26日に「連結子会社の固定資産の譲渡に関する経過状況のお知らせ」で開示した、油研工業連結子会社ユケン・インディアLTD.の固定資産譲渡益概算12.5億ルピーについては、計上時期は未定であるため、2020年3月期の連結業績予想数値には含まれていない。