スタンレー電気(本社:東京都目黒区)は5月13日、横浜みなとみらい地区に「みなとみらいテクニカルセンター(MMTC)」の開設および、秦野製作所の隣接地にライトトンネル棟を建設すると発表した。
近年の自動車メーカーは、自動運転、コネクティッド、電動化など急激な技術革新を進めている。この変化に対応してスタンレー電気においても車の価値を自ら考え、機能提案できるランプシステムメーカーへ変革することは急務となっている。
このほど開設した「みなとみらいテクニカルセンター」は、各地方に分散している設計業務を集約し平準化を行うことで、顧客要望の要件定義を効率的に図面化することと、システムアーキテクチャ設計を行い、新しい価値を創造するとともにシステム開発を加速することを目的としている。
また、ライトトンネル棟は実車による開発環境と検証環境を実現するもの。車での使われ方を考慮したランプシステムの要件定義から実車での検証実験までを行い『エンドユーザーが安心して使えるランプシステム』を提供することを目指して建設する。全長220mと世界最長クラスの屋内試験施設となる。
スタンレー電気では、今後も技術革新が進んでいる自動車業界におけるランプシステムメーカーとして、高い信頼性と高品質なシステム製品の提案を行い、引き続き継続的な受注の確保を目指していく。
<みなとみらいテクニカルセンター(MMTC)の概要>
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6−1 みなとみらいセンタービル5F
面積:2,511㎡
開設:2019年4月15日(6月より稼働予定)
<ライトトンネル棟の概要>
所在地:神奈川県秦野市曽屋
全長:220m全幅:21m平屋建て世界最長級の屋内試験施設
設備:4車線舗装道路、環境再現装置、超高輝度プロジェクター
開発/検証内容:
ADBシステム、路面描画システム、悪天候配光システム、最適配光システム
完成時期:2020年6月(予定)