受注高は126億65百万円(前年同期比86.7%)と、好調だった前年同期を下回った。これは、「ゼロ・クーリングシステム」の投入により、顧客からの引き合いは活発な状況が続いているものの、外部環境の変化により顧客需要が一部市場で弱含んでいるため。期間末現在の受注残高は、104億87百万円(前年同期末比101.6%)と、前期(2018年9月期)の各四半期末の平均受注残高と同水準を維持した。
製品別売上高については、金型が37億72百万円(前年同期比98.6%)とほぼ横ばいだったのに対し、ストレッチブロー成形機が62億24百万円(同88.6%)、付属機器が7億72百万円(同89.4%)、部品その他が14億88百万円(同91.6%)とそれぞれ減収となった。
■セグメント業績
<米 州>
<欧 州>
欧州の景気減速の影響を受けて、地域全体の売上高は23億28百万円(前年同期比75.1%)と減収となった。セグメント利益も7億46百万円(同58.4%)と減益となった。
<南・西アジア>
ドバイの販売法人が増収になったことにより、地域全体の売上高は45億84百万円(前年同期比103.3%)と増収となった。一方、セグメント利益はインド工場の固定費増加により、7億92百万円(同83.7%)と減益となった。
<東アジア>
主要市場の中国などで増収となり、地域全体の売上高は10億75百万円(前年同期比168.5%)と増収となった。セグメント利益も、増収により2億28百万円(同124.1%)と増益となった。
<日 本>
売上高は14億76百万円(前年同期比118.6%)と増収となった。セグメント利益も、4億68百万円(同124.5%)と増益となった。
■2019年9月期の見通し
2019年9月期連結業績は、外部環境の変化により顧客需要が一部市場で弱含むなど、経営環境は、やや低調に推移していることなどを踏まえ、売上高280億円(前期比0.6%減))、営業利益41億円(同19.9%減)、経常利益43億円(同18.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億円(同31.%減)と前回予想を下方修正した。