日立造船の子会社Hitachi Zosen Inova AG(スイス、CEO:ブルーノ・フレデリック・ボドゥアン、以下、HZI)は5月7日、英国スコットランドの首都エディンバラに2016年より建設していた大型ごみ焼却発電プラント工事を完工したと発表した。
この案件は、HZIにとって英国においては10件目となるごみ焼却発電プラントで、年間155,000トンのごみを処理し、約32,000世帯分の電力を供給する。同プラントはスコットランドの掲げる“Zero Waste Plan”の一つであるごみ埋立量削減にも寄与している。
<プラントの概要>
注文主:FCC (E&M) Limited.
施設規模:ストーカ式焼却炉 155,000トン/年×1炉、発電出力12,000kW以上
建設地:英国スコットランド エディンバラ
引渡し: 2019年4月
■Hitachi Zosen Inovaについて
HZIは、日立造船の100%子会社で、ごみ焼却発電プラント(以下、EfWプラント)の設計、建設、保守など、欧州のEfW事業においてトップクラスのシェアを有している。英国、アイルランド、フランス、ポーランドでのEfWプラント受注の他、コンポガス技術の資産買収、メンテナンス事業会社の買収、バイオガス精製技術等の取得、PtGメーカーの買収など、欧州を中心に事業を進めていたが、トルコのEfWプラント受注をはじめ中東などの新市場にも展開を図っている。