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日立造船、74.8MW木質バイオマス発電所の建設工事・運営・保守を受注

 日立造船は4月26日、大成建設との共同企業体で、徳島津田バイオマス発電所合同会社(※1)(徳島県徳島市)より、木質バイオマス発電所の建設工事を受注したと発表した。日立造船は主に発電設備の供給・据付・試運転を実施する。木質ペレットを主燃料とし、再熱方式(※2)を採用する高効率な同設備は、循環流動層(CFB)ボイラ(アンドリッツ社製)および再熱再生式蒸気タービンから構成され、74.8MWの発電能力を有している。

 また、日立造船グループ会社のHitz環境サービスとの共同企業体で同設備の20年間の運営・保守もあわせて受注した。発電設備の建設から運営・保守まで一貫したサービスを提供し、安定かつ高効率な発電を実現する。

 日立造船グループは近年バイオマス発電事業に注力している。事業者としても2015年に「宮の郷木質バイオマス発電所(茨城県常陸太田市)」、2017年に「秋田バイオガス発電所(秋田県秋田市)」を稼働開始した。今後も、「循環型社会の実現に向けたソリューションプロバイダー」を目指すにあたり、バイオマス発電などの再生可能エネルギーの普及に努め、低炭素社会の実現を通してSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献していく。

(※1)徳島津田バイオマス発電所合同会社は、㈱レノバ(36.10%)、大阪ガス(33.50%)、NECキャピタルソリューション(12.35%)、三菱電機クレジット(12.35%)、㈱ゲンボク(1.90%)、大利木材(1.90%)、徳島電機産業(1.90%)が出資する特別目的会社。(かっこ内は出資比率)

(※2)再熱方式は、蒸気タービンで膨張した蒸気をボイラで再加熱した後に、再び蒸気タービンに戻すことで高効率な発電ができる技術。

<発電所概要>

発電所名:徳島津田バイオマス発電所

事業主体:徳島津田バイオマス発電所合同会社

所在地:徳島県徳島市中昭和町1丁目3番地

建設予定地:徳島県徳島市津田海岸町

発電端出力:74.8MW

ボイラ形式:循環流動層(CFB)ボイラ

発電方式:空冷式再熱再生サイクル

運転開始予定:2023年3月

 ニュースリリース

 

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