・中国建機需要の油圧機器と国内の自動ドアが好調に推移
■セグメント別概況
<コンポーネントソリューション事業>
精密減速機は、主に自動車向け設備投資等の延期により、売上高は前年同期比減収となった。油圧機器は、中国市場における建設機械需要の高まりが継続したことにより、売上高は前年同期比増収となった。
<トランスポートソリューション事業>
鉄道車両用機器は、中国高速鉄道向けは国産化進行により減少したが、中国地下鉄向けの増加によりカバーし、売上高は前年同期比横ばい。航空機器は、主に民間航空機向けの増産により、前年同期比増収。商用車用機器は、国内及び東南アジア市場が堅調に推移したことにより、売上高は前年同期比横ばい。舶用機器では、市況の緩やかな回復傾向により、売上高は前年同期比増収となった。
<アクセシビリティソリューション事業>
アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前年同期比10.7%増の20,640百万円、売上高は、同5.6%増の20,788百万円、営業利益は、同59.5%増の2,185百万円となった。
自動ドア事業は、堅調な国内の需要により、売上高は前年同期比増収となった。
<その他>
その他の受注高は、前年同期比4.3%増の4,925百万円、売上高は、同15.1%減の3,713百万円、営業利益は、同22.2%減の513百万円となった。包装機は、一部案件の期ずれにより、売上高は前年同期比減収となった。
2019年12月期見通しについては、前回(2月8日)予想を据え置いており、売上高は前期比6.2%増の3,130億円、営業利益は同37.1%増の300億円を見込んでいる。