工事の内容は、福岡市で最も古い高宮浄水場の老朽化を契機に、高宮浄水場の浄水機能を乙金浄水場へ統合するため、現在の乙金浄水場の計画浄水量110,500㎥/日を186,000㎥/日へ増強するもの。工期は2025年3月までであり、その間、既存の浄水施設を活かしながら同じ敷地内で新設・切替・撤去を繰り返す難度の高い工事となる。
同施設の建設にあたっては民間事業者が持つ技術力、ノウハウや創意工夫が活かせる設計・施工一括発注方式(デザイン・ビルド方式)で発注された。コンソーシアムでは、福岡市で最大の浄水能力となる基幹施設として、より安定した運営が可能となるよう様々な提案を行い、受注に至った。
月島機械は、浄水処理における排水処理に強みをもち、汚泥濃縮設備、脱水設備の豊富な実績を誇る。月島機械およびコンソーシアムの各社は、工事に当たっては安全には万全を期して進めていくとともに、高度な技術力を通じて安定かつ安心な水供給に貢献していく。