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コベルコ建機ヨーロッパ、EngconとLeica Geosystemsと提携

 Kobelco Construction Machinery Europe B.V.(KCME):2019年4月2日

 Kobelco Construction Machinery Europe B.V.(KCME:コベルコ建機ヨーロッパ)、Engcon(エンコン)、およびLeica Geosystems(ライカジオシステムズ)は、Kobelco SK210LC-10油圧ショベル用の世界初のチルトローテーター対応のフルマシンコントロールシステムを共同開発しています。このシステムは、Leica Geosystemsの最新の3D Machine Control(3DMC)技術とEngconの優れたチルトローテータソリューションを組み合わせたもので、BAUMA 2019で初お披露目致します。2020年第1四半期にヨーロッパでの発売を予定しています。

 チルトローテータはバケットが左右45°傾き、360°回転するアタッチメントです。この動作により、さまざまな作業に対する機械の効率が向上し、困難な動きを自動化してオペレータの生産性も向上します。Leica GeosystemsのMachine Control iXE3とEngconの自動チルトローターの組み合わせによって、機械本体の傾斜に影響されることなく、作業者がバケットを任意の回転位置で作業面に対して簡単に調整できるため、自動化における画期的な成果です。

 Kobelco-Leica Geosystems-Engcon共同開発の本システムは、ブームの上下の動き、バケット角度、チルト角度や回転角度をたった1つのレバー操作で正確にコントロールできる世界初のシステムとして期待されています。チルトローテータの動きを自動化するシステムは、複雑な作業の効率を上げ、オペレータが操作の習得に余計な時間をかけることなく複雑な仕事を可能にします。

 現場でのあらゆる作業効率を改善し、オペレータが操作の習得に余計な時間をかけることなく複雑なタスクを実行することを可能にします。

 このソリューションはとても融通が利くもので、オペレータは自動ブームコントロール、自動バケットコントロール、自動チルトコントロール、自動チルトローテーションコントロール、もしくはコンビネーションの中から選択することができます。このシステムは、Kobelco SK210LC-10用にKobelco、Engcon、およびLeica Geosystemsが独占的に共同開発したものです。

 システムの発売後、Kobelcoは、Leica Geosystems iXE2およびiXE3ソリューションの取扱認定を受けたヨーロッパのKobelcoディーラーを通じて、SK210LC-10用に特別に設計された油圧バルブシステム(オプション品)を提供します。これはEngconチルトローテータEC226との連携品です。Leica Geosystemsのヨーロッパ直販店または販売代理店が、Kobelco SK210LC-10用のライカiXE2およびiXE3ソリューションを配達および取り付けします。Kobelco認定販売店を通じてKobelco SK210LC-10を購入するお客様は、フルMCパッケージを選択することができます。このMCパッケージは、Leica GeosystemsおよびEngconの流通を通じて各地域にインストールできます。

 KCMEのマネージングディレクター、加藤誠は、次のように述べています。「私たちはLeica GeosystemsとEngconとのコラボレーションを発表できることをとてもうれしく思い、BAUMA 2019でこの新しいシステムを実演できることを楽しみにしています。」

 Kobelco-Engcon-Leica Geosystemsのコラボレーションおよびシステムのデモンストレーションについては、BAUMA 2019のKCMEブースFN.1016でご覧ください。

 ニュースリリース

*リリース内容から「ですます調」で表記しています。

 

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