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月島機械、広島県太田川流域下水道東部浄化センター消化ガス発電事業を開始

 月島機械は4月1日、広島県との「太田川流域下水道東部浄化センター消化ガス発電事業」に関する事業契約に基づく発電設備を建設し、同事業を開始したと発表した。

 下水汚泥処理の過程で発生する消化ガスは、メタンを主成分とする可燃性ガスであり、未利用の再生可能エネルギー源であることから地球温暖化対策の一つとして有効利用が期待されている。開始した事業は、民間の資金とノウハウを活用した民設民営方式による下水処理場での消化ガス発電事業。月島機械が自己資金で発電設備を建設し、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づく固定価格買取制度(FIT)を利用し、20年間の発電事業を行うもの。

 広島県は、事業資金が不要で資産所有の必要がなく、月島機械に事業用地および発電の燃料となる消化ガスを提供することでその対価を得て、下水道事業の新たな財源に活用する。

 月島機械は下水処理場における汚泥処理に強みをもち、汚泥消化設備、消化ガス貯留設備および発電設備の豊富な実績を誇るとともに、上下水道におけるPFI・DBO事業をはじめとした「ライフサイクルビジネス」を積極的に展開し、長期事業運営に必要な豊富な実績とノウハウを培ってきた。同事業においても、そのノウハウを最大限に活用することで、効率的で安定した発電事業の運営を行っていく。

<事業の概要>

事業名:太田川流域下水道東部浄化センター消化ガス発電事業

事業場所:広島県広島市南区向洋沖町1番1号(広島県太田川流域下水道東部浄化センター内)

施設概要:消化ガス発電設備 1式

設備容量:1,122kW (ガスエンジン 374kW×3台)

年間発電量:約630万kWh (一般家庭 約1,700世帯相当)

発電事業期間:2019年 4月 ~ 2039年 3月(20年間) を予定

事業計画認定:2018年4月に発電設備の認定を取得済み

 ニュースリリース

 

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