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ジェイテクト、2019年度入社式を実施-安形哲夫社長の挨拶(要旨)

 ㈱ジェイテクト:2019年4月1日

 ㈱ジェイテクトは4月1日、軸受事業本部ビル(大阪府柏原市)において、入社式を行いました。取締役社長 安形哲夫の入社式での挨拶(要旨)を下記の通り紹介いたします。

■安形哲夫の入社式での挨拶(要旨)

 本日、晴れて社会人として、第一歩を踏み出された皆さんを、ここにお迎えできましたことを大変うれしく思います。皆さんの入社にあたり、これから2点お話をさせていただきます。

1.ジェイテクトについて

 まず、ジェイテクトの企業理念は、「社会の信頼に応え、モノづくりを通じて、人々の幸福と、豊かな社会づくりに貢献する」こととしています。

 この企業理念実現のために、全世界のジェイテクトグループ社員が共有する指針として、「JTEKT GROUP VISION」を掲げています。この「JTEKT GROUP VISION」は、「価値づくり」「モノづくり」「人づくり」の実現を通して、これまで生み出してきたナンバーワン、オンリーワンの技術・商品にさらに磨きをかけ、お客様が真に求めている商品・サービスを提供することで、世の中に貢献し、成長していきたいという思いが込められています。

 また、ジェイテクトは光洋精工と豊田工機が2006年に合併してできた「歴史ある若い会社」です。

 先人から受け継がれた技術や経験の上に成り立っていることを忘れてはいけません。

現在、自動車業界は100年に1度の大変革の時代と言われています。その中でも代表的なものが「CASE」です。この中で、当社に特に大きな影響を与えるのが「Autonomous」と「Share」です。

「Autonomous」

 自動運転への対応として、当社の代表的な製品である電動パワーステアリングは、自動運転に不可欠なものである上、不具合が起きれば乗っている人の命が危ぶまれる重要な部品です。

 世界一の電動パワーステアリングメーカーとして、当社には非常に大きな責任があると言えます。

「Share」

 自動車のシェアリングが広がると、自動車の販売台数が減少します。これは、当社のような自動車部品メーカーの売上高に非常に大きな影響を及ぼします。そこで、パワーアシストスーツやリチウムイオンキャパシタをはじめ、自動車部品以外の新規事業への取り組みを強化しています。

2.新入社員の皆さんに心がけてほしいこと

 まず1つ目は積極的にチャレンジしてほしいということです。

 自分の可能性を限定せず、目の前の仕事に熱意を持って挑戦してください。チャレンジする上では「簡単にできることではなく、本当にやるべきことは何かを考え、それにチャレンジすること」が大事です。皆さんには「自分が今やるべきことは何か」を常に考えてチャレンジしてほしいです。

 2つ目は当事者意識を持つということです。

 目の前で起きている問題を、自分事として捉えてください。目の前で起きた問題に対して、「自分の仕事ではないから関係ない」とか、「あの人の仕事だから関係ない」ではなく、「これは自分の仕事」、「自分がやるんだ」という気概をもって立ち向かってほしいです。皆さんが当事者意識を持って仕事に取り組めば、会社の発展はもちろん、皆さん自身にも大きな成長が待っています。

 3つ目に物事の本質をつかむということです。

 これから皆さんが仕事をする中で、難しい問題に直面したり、上手くいかないことがたくさん出てくると思います。そのときに、「なぜその問題が発生したのか」を徹底的に考え、明らかにしてほしいのです。そのために必要になるのが、「なぜ」の繰り返しです。物事の本質をつかまないまま、問題への対策を進めれば、その問題は必ずまた発生してしまうでしょう。とことん「なぜ」を繰り返し、本質をつかむことを習慣づけてください。

 最後に限られた時間で最大の成果を出すということです。

 昔は仕事が終わるまで無制限に残業できた時代もありましたが、今はそうはいきません。限られた時間で最大の成果を出すためには、日々、自分の仕事を改善することが必要になります。1つ1つの小さな改善の積み重ねが、作業効率を上げ、限られた時間で最大の成果を出すことにつながるのです。

 最後になりますが、皆さんの入社を心から祝福し、歓迎の挨拶といたします。

 ニュースリリース

*リリース内容から原文を紹介しています。

 

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