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クボタ、2019年入社式-木股昌俊社長から新入社員への訓示(要旨)

 ㈱クボタ:2019年4月1日

■代表取締役社長 木股昌俊から新入社員への訓示(要旨)

1.当社が社会に果たすべき役割を理解し、「グローバル・メジャー・ブランド クボタ」の実現を目指そう

 クボタグループは、「国の発展と社会の皆さまに役立つものをつくる」という創業者久保田権四郎の強い信念を受け継ぎ、「食料・水・環境」の事業分野において社会の課題解決とともに発展してきました。

 そして現在、当社は「グローバル・メジャー・ブランド クボタ」の実現を目指しており、これはすなわち、世界中で真に必要とされ、最も多くのお客様から信頼されることによって、最も多くの社会貢献をなしうるブランドを目指すということです。

 世界の人口は、いまや70億人を超え、2050年には95億人を超えると言われています。「食料・水・環境」の分野で解決すべき課題は増え、当社が果たすべき役割はますます大きくなっていきます。

 事業を通じて世界の課題に貢献する会社の一員であることを誇りに想い、「グローバル・メジャー・ブランド クボタ」の実現を目指すという、強い信念を持って仕事に取り組んでください。

2.真摯に仕事に向き合い、一流の職業人を目指そう

 先日プロ野球を引退したイチロー選手は、日本だけでなく世界の一流選手として実績を残し、世界中から引退を惜しむ声がありました。会見の中で、引退について「後悔などあろうはずがない」とコメントしたのは、自分なりの努力を重ねてきたからであり、努力を続けられたのは「野球愛」を持っていたからでした。イチロー選手に見るように、一流の職業人とは「その職業を好きになって、常に努力を続けていく人」ということだと思います。

 今日から新入社員研修がスタートしますが、まずは基本を確実に学び実践してください。次に、日々の業務の目的・本質を見極め、より効果的・効率的な方法がないか、「自身の思い・考え」を持ち、改革・改善に努めてください。さらに社内だけでなく社外からも、スキルや情報を積極的に学び吸収する姿勢を大切にしてください。

 お客様の望みを超えたものを提供するため、あらゆる努力を惜しまない一流の職業人として成長されることを期待します。

3.失敗を恐れずに、チャレンジし続けよう

 当社のコミュニケーションスローガンは、「壁がある。だから、行く。クボタ」です。壁には、事業を行ううえでの様々な課題もありますが、最も大きな壁は、社員の心のなかにある「失敗を恐れること」「自分の限界を自分で決めること」です。チャレンジした結果の失敗は、必ず将来への糧となります。「失敗を恐れずに、チャレンジし続けること」こそが、皆さん自身の成長と、当社の発展に必要なのです。

 皆さんには、若さ、そして、既成概念にとらわれない新しい発想があり、すべてを新鮮な目で見ることができます。

 先入観にとらわれず、現状を変える勇気や改善しようとする意欲は、皆さんの特権でもあります。

 「グローバル・メジャー・ブランド クボタ」の実現を目指すという道のりを、共に進むという点においては、社長も部長も新入社員も皆平等です。新入社員だからといって上司や先輩たちに遠慮する必要はありません。

 心の「壁」を乗り越え、積極的に新しい取り組みにチャレンジしてください。

 最後になりますが、安全と健康に十分に留意することをお願いします。どんなに知識や能力があっても、心と体の健康なくして仕事は出来ません。また、当社にはケガや病気をしてまで遂行せねばならない業務はありません。くれぐれも安全と健康には留意し、社会人生活を歩んでください。

 今年は、皆さんにとって新たな一歩を踏み出す記念の年ですが、平成最後、新元号の始まる年でもあります。皆さんにとって、クボタにとって、新たな歴史を刻む、大いなる飛躍の年にしたいと思います。

 一緒に頑張りましょう。

■2019年入社式の概要

日時:2019年4月1日(月) 午前10時30分~10時50分

場所:本社ビル(大阪市浪速区敷津東1-2-47)

新入社員数:合計297名

大卒・大学院卒(総合職系)173名

高卒・高専卒等(技能系)124名

 ニュースリリース

 *リリース内容から原文を紹介しています。

 

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