日本建設機械工業会は3月28日、2019年2月の建設機械出荷金額を発表した。それによると、2月の建設機械出荷金額は、内需は9.1%増加の812億円、外需は9.0%増加の1,565億円、総合計では9.0%増加の2,376億円となった。その結果、内需は5カ月連続の増加、外需は5カ月連続の増加となった。総合計では5カ月連続の増加となった。
■内需は9.1%増加の812億円
内需について機種別に見ると、トラクタ12.2%増加の78億円、油圧ショベル37.9%増加の215億円、ミニショベル12.8%増加の75億円、道路機械0.3%増加の29億円、コンクリート機械27.0%増加の23億円、その他建設機械7.2%増加の59億円の6機種が増加し、内需全体では9.1%の増加となった。
■外需は9.0%増加の1,565億円、
外需について機種別に見ると、トラクタ16.4%増加の159億円、油圧ショベル12.2%増加の706億円、ミニショベル11.6%増加の213億円、コンクリート機械41.6%増加の1億円、基礎機械0.9%増加の3億円の5機種と補給部品18.8%増加の184億円が増加した。
■中国は5カ月ぶり増加、北米は18カ月連続で増加
地域別に見ると、中国が5カ月振りの増加、欧州が5カ月連続の増加、アフリカが3カ月振りの増加、北米が18カ月連続の増加、中南米が2カ月振りの増加、CISその他東欧が3カ月振りの増加の6地域が増加し、外需全体では9.0%の増加となった。
■油圧ショベルの2月国内出荷台数は26.1%増の1,729台
2月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ755台(前年同月比5.2%増加)、油圧ショベル1,729台(同26.1%増加)、ミニショベル2,409台(同18.3%増加)、クローラクレーン34台(同17.1%減少)、ラフテレーンクレーン183台(同31.7%増加)、アスファルトフィニッシャ43台(同8.5%減少)――となった。
2018年度累計(18年4月~19年2月)の国内出荷台数によると、ホイールローダ12,296台(前年同期比2.4%増加)、油圧ショベル20,560台(同9.8%減少)、ミニショベル26,919台(同7.1%増)、クローラクレーン378台(同7.6%減少)、ラフテレーンクレーン1,322台(同7.8%減少)、アスファルトフィニッシャ446台(同11.2%減少)――となった