日本の川崎重工業と春暉集団公司の「結婚=合弁」から10年経った今も、中国における主要油圧部品の輸入への長期的依存の歴史は書き換えられ続けるだろう。昨日(2月18日)、日中合弁会社「川崎春暉精密机械(浙江)有限公司」(略称:KCPM)のトップは記者団に、今年は油圧機器用油圧モーターと油圧部品用レギュレータの2つのプロジェクトを実施すると語った。コンポーネントの国産化(ローカライズ)への道はますます安定している。(約1,100字:翻訳編集)
CHPSA(中国液圧気動密封件工業協会):2019年2月21日(出所:上虞日报)
「過去3年間で、油圧ショベル用油圧ポンプの販売量は急速に増加し、徐々に国内市場の飽和状態に達しています」。川崎春暉の担当者によると、2018年に、同社は油圧ポンプを年間28,526台、売上高は前年比42.3%増の335百万元を達成した。
報告によると、油圧ポンプは約200の部品を生産する。2009年に日中の協力が開始されたとき、これらの部品はすべて輸入されたが、10年の生産開発の後に、川崎春暉はオリジナルの単一のK3Vシリーズ油圧ポンプからK5VとK7Vシリーズ油圧ポンプを加えた。油圧ポンプシリーズ製品の部品のローカライズ率は73.5%~80%となった。
一方では、主要な油圧部品関連製品の拡大が企業生産の発展に必要であると言え、他方では、早い時期に主要な油圧部品の100%国産化を達成するというビジョンでもある。油圧部品の中核部品として、油圧モーター製品および油圧部品用レギュレータは、長い間川崎重工業に依存してきた。「今回、川崎春暉は、川崎重工業から技術を導入し、これら2つの製品プロジェクトの実行に投資しました。これは飛躍的発展です」と川崎春暉の担当者は語った。
油圧部品用レギュレータは、主に油圧ポンプや建設機械用の油圧モーターに使用されている。同社の担当者は、油圧部品用レギュレータは同社の油圧ポンプ製品を直接サポートすることができるとし、外国の輸入品に頼らないでくださいと述べた。
もう1つは1億2,000万元(約19.2億円)の投資で、建設機械用に年間4万台の油圧モーターを生産し、年産能力は4万台、年間売上高は約4億元(約64億円)。「油圧ショベルなどの建設機械に使用される油圧モーター製品は輸入に依存している。その用途はより広く、開発の見通しはより広い」と同社の担当者は、現時点でこれら2つのプロジェクトの設備導入を明らかにした。このプログラムは積極的に計画されており、それに続いて機器のカスタマイズ、試運転の申請、そして人材育成が行われ、来年上半期に正式に開始される予定である。