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イタリアの建設機械、2018年は16%増の14,645台

 Unacea:2019年1月28日

・対外貿易は成長する。建設および公共事業部門における不確実性は残る。

 2018年、14,645台の建設機械がイタリア市場で販売され、前年比16%の成長を記録した。内訳は、土木建設機械の販売台数は同16%増の14,144台、道路機械は同2%増の501台となった。

 「2018年はイタリアの建設機械市場にとって心強い年となり、ここ数年続いた回復傾向を確認しました」と UnaceaのMirco Risi(ミルコ・リス)会長は述べた。

 建設部門への投資についての不確実性にもかかわらず、建設機械市場は、特に危機の時代に陳腐化してきた艦隊を交換する必要性により、昨年の全般的な経済回復を享受した。ただし、このマシンの交換率は中期的に市場ドライバーの影響を継続することはできない。したがって、十分な投資に支えられて建設部門のための活性化計画を採用する必要がある。

 国の建設業界を見ると、住宅部門が2018年の成長を牽引し、投資が2.6%増加した。それはSamoter Outlook、昨年12月に発表されたPrometeiaのレポートから出てきたもの。 2017年の減少(-2%)以降、2018年(0.3%)にも停滞が続いたインフラの傾向は異なる。 公的入札に新法が採択された後の不確実性の期間の後、たとえ最後の政府経済財務文書の予測が懸念されるとしても、インフラストラクチャーへの投資の弱さは超えているべきである。実際、この文書によれば、2019年には、2.5%までの成長を見込んでいた以前の政府文書に含まれていた予想とは逆に、一般固定総公的投資において新たな縮小が予想される(-2.2%)。

 2018年1月から10月の間に建設機械の輸出が24億ユーロに達し、2017年同期と比較して6%増加した対外貿易の好調な傾向。内訳は、土工機械の輸出は12.8%増加した。タワークレーンの輸出(11.4%増)と破砕およびふるい分け装置(1.2%増)の成長傾向もある。 掘削装置(-0.7%)、コンクリート装置(-2.1%)、道路機械(-7.3%)の輸出がやや減少した。国内市場の業績に一致して、建設機械の輸入は12%伸び、8億9,900万ユーロに達した。貿易収支は16億ユーロ以上プラスで、3.7%の成長率を達成した。

 ニュースリリース

■UNACEA (イタリア建設機械協会)について

 2010年に創設され、現在約50のメンバーで構成されているUNACEAは、建設機械業界に関わるすべての企業、機関、組織の貢献に貢献する建設機械のイタリア貿易協会。ウナセアのメンバーには、土木機械、アタッチメント、コンクリート機器、タワークレーン、掘削機などがある。

 UNACEAはイタリアのCECE(欧州建設機械委員会:13カ国・約1,200社、売上高230億ユーロ、直接雇用者13万人)会員。

   イタリアの建設機械・設備産業は、2007年以来製造業全体に深刻な困難が及んでいるにもかかわらず、生産量の点でヨーロッパでも最高の産業の1つであり続けている。世界的に有名で評価されているイタリアの製品は、その高い専門性、継続的な技術革新、そしてエレガントなデザインで際立っている。 2014年の売上高は25億ユーロ(約3,125億円・125円計算)を超え、生産量の約7割が輸出されている。このイタリアの産業部門には約200社が参加し、直接6,000人を雇用し、関連産業でさらに3万人の雇用を生み出している。(HPより)

 

 

 

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