㈱タクマは2月19日、富山県の砺波広域圏事務組合より、「クリーンセンターとなみ基幹的設備改良工事」を受注したと発表した。
受注した工事は、同施設(クリーンセンターとなみ)が、稼働後28年を経過し老朽化による設備、装置等の劣化が進んでいることから、今後の施設における安全かつ安定したごみ処理を実施しつつ、工事完了後約15年の延命化を図るとともに、地球温暖化防止に貢献する観点から、省エネや二酸化炭素排出量の削減を図ることを目的としている。
環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金(先進的設備導入推進事業)を活用した事業で、設備の省エネルギー化等により、二酸化炭素排出量を3%以上削減する計画。
社会インフラである都市ごみ焼却施設は、全体の約7割の施設が稼働後15年以上を経過しており、老朽化による施設の更新・延命化のニーズが高まっている。タクマは、ごみ焼却施設のパイオニアとして50年以上の経験と、国内外で累計360施設以上の豊富な実績を有しており、その中で培ってきた施設の長寿命化のノウハウと、省エネルギー技術、熱利用技術をもとに、それぞれの顧客の施設に応じた最適な長寿命化案を推進し、安心・安全な廃棄物処理の実現と循環型社会の形成に貢献していく。
<事業の概要>
発注者:砺波広域圏事務組合
工事名:クリーンセンターとなみ基幹的設備改良工事
建設場所:富山県砺波市太田1873-1
施設規模:ストーカ炉
73.2t/24h(36.6t/24h×2炉)から90t/24h(45t/24h×2炉)に能力の回復を図る
契約工期:: 2019年2月19日~2022年3月10日