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川崎重工、5MW級の純国産ガスタービンがコージェネ大賞2018で技術開発部門「優秀賞」を受賞

 川崎重工業は2月14日、同社が開発した5MW級の純国産ガスタービン「M5A」が、コージェネ大賞2018において技術開発部門「優秀賞」を受賞したと発表した。コージェネ大賞は、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター(通称財団名:コージェネ財団)が主催し、新規・先導性、新規技術、省エネルギー性などで優れたコージェネを表彰することにより、コージェネの社会的認知を図るとともに、より優れたコージェネの普及促進につなげることを目的とした表彰制度。

 「M5A」は、5MW級ガスタービンでは世界最高の発電効率32.6%を達成し、同機を用いたPUC50Dコージェネレーション(熱電併給)システム※はクラス最高の総合効率84.5%。この高い総合効率により、エネルギーコストの低減とCO2排出量の削減を実現。また、環境性能においても、最新のドライ低エミッション(DLE)技術により、窒素酸化物(NOx)排出量は52.5ppm(O2=0%)を達成している。さらに、メンテナンス性では、オーバーホール交換作業の効率化を図り、中間点検を簡易点検(ボアスコープ点検)とすることで、年間稼働時間を向上させている。今回の受賞は、これらの性能・特長などが総合的に評価されたもの。

 「M5A」は、川崎重工が長年培ってきた中小型ガスタービンの開発技術を結集して自社開発したもので、2017年11月に全世界に向けて販売を開始した。全世界で累計11,000台以上の納入実績がある発電用ガスタービンの開発経験や実績をベースに最新の技術を投入し、信頼性を確保している。国内外で特に需要の多い5MW級の市場において、トップクラスの性能を有する「M5A」は多くの需要が見込まれる。

※コージェネレーションシステム:1つのエネルギー源(燃料)から複数のエネルギー(電気・熱)を生み出すことによってエネルギーの有効利用を図るシステム。

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