主力製品である油圧ショベルの販売台数は、中国を中心に需要が堅調に推移したことから、前年同期を上回った。また、クローラクレーンの販売台数は、国内は、2018年7月に高砂製作所で発生したクレーン倒壊事故の影響で出荷検査の遅れが生じたことにより、前年同期を下回ったが、北米等海外需要が堅調に推移したため、全体としては前年同期を上回った。
2019年3月期の見通しについては、売上高3,850億円(前回予想:4,050億円、前期実績:3,645億円)、経常利益240億円(前回予想:同、前期:219億円)。中国や東南アジアで油圧ショベルの販売台数が前回想定より減少するものの、クレーンの倒壊事故による販売台数への影響が前回想定より小さくなることが見込まれることなどから、経常損益については前回想定を据え置いた。