三井E&Sホールディングは1月31日、浜離宮三井ビルディング(東京都中央区築地五丁目6番4号)を譲渡することを決議したと発表した。譲渡先は国内の一般事業会社で、譲渡についての詳細は非公開。譲渡後も同ビルの10階から13階フロアーは賃借する。
同社は、2019年3月期第2四半期決算で多額の損失を計上したことから、自己資本が大きく毀損した。このため、自己資本の回復、資金の確保が急務であり、土地、建物等の資産売却や固定費削減などを実行して体質改善を図っている。今回の譲渡は、それら施策の一つとして東京都中央区に所有している本社ビルの土地・建物の譲渡を決定した。
譲渡に伴い、2019年3月期決算において、固定資産売却益約8,255百万円を特別利益として計上する予定。