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日本機械工業連合会、平成30年度優秀省エネ機器・システム表彰対象を決定

・経産大臣賞は、東北電力と三菱日立パワーシステムズの次世代ガスタービン

 日本機械工業連合会(日機連)は1月28日、平成30年(2018)度優秀省エネ機器・システム表彰対象を決定したと発表した。

 日機連では、昭和55年度(1980)より国の省エネルギー推進政策に協力して、機械工業の立場からこれを推進するため、省エネルギー効果の著しい産業用機器を開発し、実用化した者および企業その他の団体を表彰する「優秀省エネルギー機器表彰」事業を実施している。

 平成30年度からは事業名を「優秀省エネ機器・システム表彰」と改称し、機器や機械装置単体の表彰だけでなく、IoT時代に対応し、システム全体として省エネ効果を発揮するような新しい取組みも今後積極的に表彰対象として取り込んでいくことや、新たに関連工業会による応募の推薦(他薦)の導入などを図るとともに、中小企業庁長官賞を創設するなど事業の充実、活性化を図ってきた。

 本年度募集(募集期間:平成30年4月2日~6月29日)の結果、20件の応募があり、それらの機器につき、日機連内に設置した「優秀省エネ機器・システム審査特別委員会」(委員長・松本洋一郎 東京理科大学学長)および幹事会(幹事長・松野建一 一般財団法人先端加工機械技術振興協会専務理事 日本工業大学教授・同工業技術博物館館長)において慎重な審議を重ね、表彰機器として11件を選定した。

 経済産業大臣賞には、「東北電力株式会社」と「三菱日立パワーシステムズ株式会社」の2社から共同申請のあった「強制空冷燃焼器システム採用次世代ガスタービン(JAC形)」が、また、資源エネルギー庁長官賞には、「三菱電機株式会社」から申請の「ヒートポンプ・静置デシカント一体式除湿機(DEHSPA)」と「株式会社明電舎」から申請の「電動式高トルク加振トランスミッション試験装置」が、また今年度から創設された中小企業庁長官賞には「株式会社フジキカイ」から申請のあった「超音波加熱シール式横形ピロー包装機(newTLM-αシステム)が受賞した。その他の7件はいずれも日本機械工業連合会会長賞である。

 なお、2月7日(木)、午後4時から九段下のホテルグランドパレスで表彰式を開催、その席で経済産業大臣賞、資源エネルギー庁長官賞、中小企業庁長官賞、日本機械工業連合会会長賞ならびに記念品の授与が行われる。

 平成30年度優秀省エネ機器・システム表彰一覧

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