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丸紅、ベトナムで段ボール原紙製造・包装資材販売事業を開始-パッケージ市場成長に対応

  丸紅は1月23日、パッケージ市場の成長著しいベトナムにおいて、丸紅100%出資の段ボール原紙製造・包装資材販売事業を開始すると発表した。

  丸紅は、同国バリアブンタウ省に段ボール原紙製造会社・Kraft of Asia Paperboard & Packaging Co., Ltd.を設立し、工事着工に必要な全ての許認可を取得した。今後速やかに工事着工のうえ、2020年度下期の商業稼働を予定している。2022年のフル操業時の年産能力は35万トンを見込む。

 丸紅は、日本国内での興亜工業(本社:静岡県富士市、丸紅出資79.95%)・福山製紙(本社:大阪市淀川区、丸紅出資55%)の経営・操業経験に加え、海外における段ボール原紙事業の知見を蓄積してきた。興亜工業が有する生産技術・ノウハウと丸紅の販売ネットワークを活用し、丸紅主導の事業運営によって、伸長するベトナム段ボール市場における事業拡大を目指す。

 世界の段ボール原紙需要は、経済規模の底堅い拡大と電子商取引の伸長等に伴い、今後も堅調に推移すると考えられる。その中でもベトナムは、アセアン諸国第3位の9,300万人を超える人口を擁し、国民所得の堅調な伸張に伴い段ボール原紙の内需も今後大きく増大するものと予想されている。また同国は、外国資本の輸出産業を数多く誘致することで堅調な経済成長を実現し、段ボール原紙需要において、タイ、インドネシア等その他アセアンの製紙先進国を大きく上回る年率10%以上の成長を遂げており、2020年代前半にはアセアン最大の段ボール原紙消費国になると見込まれている。

 丸紅は、日本で培った省資源・省エネルギー技術を活用した段ボール原紙生産により、地域社会との共生を図りながら、同国の更なる産業発展に貢献していく。

<Kraft of Asia Paperboard & Packaging Co., Ltd 会社概要>

本社所在地:ベトナム社会主義共和国バリアブンタウ省フーミー3特別工業団地

出資比率:丸紅100%

事業内容:段ボール原紙製造・包装資材販売事業

年産能力:段ボール原紙 35万トン

商業稼働:2020年度下期を予定

 ニュースリリース

 

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