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ヤンマー、インドでエンジンの新生産拠点を建設-タミル・ナドゥ州にグループ会社設立

 ヤンマー(本社:大阪市北区)は1月23日、インド共和国タミル・ナドゥ州にグループ会社「Yanmar Engine Manufacturing India Pvt.ltd」を設立し、産業用エンジンの新たな生産拠点として、新工場の建設を開始すると発表した。

 急速に経済成長が進むインドをはじめとした新興国においては、今後農業機械や建設機械の普及に伴い産業用エンジンの大幅な需要拡大が見込まれている。ヤンマーでは、インドを産業用エンジン拡販の重要拠点として位置付け、新たな生産拠点の立ち上げで増産を図ることで世界的な需要増に対応していく。

 新工場は、インド市場の内需への対応に加え、将来的にはグローバル市場への供給拠点とすることを狙いとしている。エンジン部品のサプライヤーが集積するインドに、日本のものづくりの技術を活かした新たな生産拠点を確立することで、インドをはじめとした世界各国のニーズに応える高い品質の生産・製品供給を実現する。

<新工場の概要>

会社名:Yanmar Engine Manufacturing India Pvt.ltd

所在地:インド共和国 タミル・ナドゥ州 Origins工業団地

設立日:2018年11月9日

出資比率:ヤンマーホールディングス株式会社 100%

生産品目:産業用エンジン

生産能力:年間8万台

生産開始時期:2020年従業員数:400名

■ヤンマーについて

 1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカー。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開している。

 「自然と共生し、食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決するとともに、未来へつながる社会とより豊かな暮らしへの貢献」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会”A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指している。グループの2017年度売上高は7,662億円、18年度は8,300億円が見込まれている。

 ニュースリリース

 

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