日本鍛圧機械工業会が1月15日に発表した2018年12月度の鍛圧機械受注実績によると、受注総合計は357.4億円、前年同月比2.0%増となり、300億円台を回復した。1~12月の暦年では前年同期比7.9%増で終え、4~12月でも13.5%増で好調に推移している。
プレス系機械の輸出向けは前年を上回り、国内向けの前年割れをプレス系全体で前年を上回った。板金系機械は輸出向けが微減なるも国内向けが堅調で前年を上回った。
機種別によると、プレス系機械は167.0億円、前年同月比0.2%増。大型プレスは27.2%増だが、超大型プレス10.8%減、中型プレス24.2%減、小型プレスも10.0%減。油圧プレスは2.6倍増、フォーミング46.4%減、自動化・安全装置は79.7%増。板金系機械は119.3億円、前年同月比3.8%増。レーザ・プラズマが39.9%増だが、パンチング28.2%減、プレスブレーキも1.4%減だった。
国内は174.4億円、前年同月比9.9%減。一般機械が56.0%増、電機31.2%増、鉄鋼・非鉄金属も15.4%だが、自動車が14.0%減、金属製品製造業も36.1%減となった。
輸出は111.8億円、前年同月比27.1%増。中国向けが78.0%増、北米向け92.1%増、東南アジア向け71.1%増、インド向け2.6倍増だが、欧州向けは5.1%減、韓国・台湾向けも65.6%減となった。