・顧客ニーズに対応したラインナップ拡充で、自動運転農機の普及を目指す
日本の農業は高齢化に伴う離農や農作業の委託、経営効率化のための農地集積などにより、営農規模の拡大が進んでいる。担い手農家が抱える人手不足や作業効率の向上、省力化などの課題解決のため、精密農業の活用が急務になっている。今年度からは農林水産省が主導するスマート農業の社会実装に向けた実証プロジェクトが始まり、自動運転農機に対する期待や市場ニーズはますます高まることが期待される。このような変化に対応するため、ラインナップの拡充を進めていく。
クボタはこれまでにGPS搭載農機を「ファームパイロットシリーズ」と称して展開し、その第一弾として2016年9月に、直進時の自動操舵走行が可能な「直進キープ機能付田植機」を発売、また同年12月には、直進だけでなく曲線経路も自動操舵走行が可能な「畑作用大型トラクタ」を市場投入した。更に2017年6月には、使用者の監視下において無人運転作業が可能な「アグリロボトラクタ」のモニター販売を開始し、昨年12月にはオペレータが搭乗して自動運転作業ができる「アグリロボコンバイン」を発売した。
<発売時期>
アグリロボ トラクタ(100馬力) 2019年の発売予定
アグリロボ コンバイン(自脱型6条刈) 2019年の発売予定
アグリロボ 田植機(8条植) 2020年の発売予定
*価格は各機種とも未定