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クボタ、開発中の自動運転農機「アグリロボ」3機種の試作機を公開

・顧客ニーズに対応したラインナップ拡充で、自動運転農機の普及を目指す

 ㈱クボタは1月17日、自動運転に対応した農業機械「アグリロボ」のラインナップを拡充すると発表した。すでに発売している中型トラクタ「アグリロボトラクタSL60A」、普通型コンバイン「アグリロボコンバインWRH1200A」に加え、自動運転に対応した大型トラクタ、田植え機、自脱型コンバインを2020年までに市場投入し、顧客の選択の幅を広げる。クボタは今後もロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して省力化や精密化を実現する「スマート農業」の具現化に貢献していく。

 日本の農業は高齢化に伴う離農や農作業の委託、経営効率化のための農地集積などにより、営農規模の拡大が進んでいる。担い手農家が抱える人手不足や作業効率の向上、省力化などの課題解決のため、精密農業の活用が急務になっている。今年度からは農林水産省が主導するスマート農業の社会実装に向けた実証プロジェクトが始まり、自動運転農機に対する期待や市場ニーズはますます高まることが期待される。このような変化に対応するため、ラインナップの拡充を進めていく。

 クボタはこれまでにGPS搭載農機を「ファームパイロットシリーズ」と称して展開し、その第一弾として2016年9月に、直進時の自動操舵走行が可能な「直進キープ機能付田植機」を発売、また同年12月には、直進だけでなく曲線経路も自動操舵走行が可能な「畑作用大型トラクタ」を市場投入した。更に2017年6月には、使用者の監視下において無人運転作業が可能な「アグリロボトラクタ」のモニター販売を開始し、昨年12月にはオペレータが搭乗して自動運転作業ができる「アグリロボコンバイン」を発売した。

<発売時期>

アグリロボ トラクタ(100馬力) 2019年の発売予定

アグリロボ コンバイン(自脱型6条刈) 2019年の発売予定

アグリロボ 田植機(8条植) 2020年の発売予定

*価格は各機種とも未定

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