■2019年見通しは前年比10%増の見方も
これにより、1~12月の累計販売台数は、前年同期比45.0%増の203,420台、うち国内は同41.4%増の184,190台、輸出は同97.5%増の19,100台となった。
12月のクラス別国内販売は、30トン以上の大型機1,909台(前年同月比1.7%減)、中型機2,982台(同6.5%減)、13トン以下の小型機9,378台(同26.8%増)。
現在、中国政府による積極的な財政政策はインフラ投資を直接促進している。設備投資は底を打ち、マクロ経済政策は厳しいものとなっているが、インフラ投資は続くと期待されており、一部メーカーでは2019年も高水準が続くとの見方がある。長期的には、更新需要が主体だが、建設機械メーカーの経営状況が改善され、操業効率の継続的改善と海外進出とにより、中・長期的な見通しも明るいとされているようだ。
中国建設機械業界では、過去2年間急成長を遂げた主な理由について、次の点を挙げている。
(1)自然成長、すなわち数量の増加、および輸出製品もまた前年比で増加した。(2)現在、ユーザー分野は在庫更新の時期にあり、いくつかの機器は期限切れとなり新しい機器と交換する必要がある。 このサイクルは約3~5年続く。(3)関連する国家政策プロジェクトの推進。(4)建設機械のアップグレードを推進するためのユーザー部門のアップグレード、およびより高い技術的内容を有する機器の追加ーー。
*国内シェアとブランド別シェアを追加・更新