・松江区の鉱山跡地を利用した「インターコンチネンタル上海ワンダーランド」で稼働
MGSは、相模原市のMHIETで製造したディーゼルエンジンに、シンガポールのMitsubishi Heavy Industries Engine System Asia Pte. Ltd.(MHIES-A)やベトナムのMHI Engine System Vietnam Co., Ltd. (MHIES-V)で発電機・周辺機器を組み合わせたもので、島嶼部など大規模発電所建設が困難な地域の分散型電源として利用されているほか、建物の非常用電源としても利用されている。品質および信頼性を強みとして、アジア市場で欧米の競合製品に対して高い競争力を発揮している。今回納入した2台は、MHIES-Vが製造を手掛けたもの。
中国では、安定した経済成長を背景に、北京や上海などの大都市に加えて地方都市においても、データセンター、大型の工場や商業施設など建設工事が活発に行われている。これに伴い、こうした施設向けの非常用発電設備に対する需要も増大している。
MHIETおよびその親会社である三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス(M-FET)は、今後も中国をディーゼル発電セットMGSの重要市場と位置付け、豊富な販売実績を背景に新規受注拡大を目指すほか、既納製品のアフターサービスもより充実させることにより、さらなる売上拡大に向け注力していく。