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クボタ工建、カンボジア・シェムリアップで上水道拡張整備事業「配水管敷設工事」を受注

 ㈱クボタ工建(本社:大阪市浪速区)は1月7日、シェムリアップ上水道拡張整備事業の内、パッケージ2(配水管敷設工事)をシェムリアップ水道公社(Siem Reap Water Supply Authority)より約21億円で受注したと発表した。同工事は、2012年3月に日本政府とカンボジア政府が調印した約72億円の円借款事業の一環。

 受注した事業は3パッケージに分かれており、各パッケージはそれぞれ、パッケージ1(取水施設及び導水管・送水管工事)、パッケージ2(配水管敷設工事)、パッケージ3(浄水場建設及び配水ポンプの設置工事)となっている。

 パッケージ2(配水管敷設工事)は、配水管(ダクタイル鉄管φ250㎜~φ500㎜、ポリエチレン管φ63㎜~φ225㎜)を約166㎞にわたり敷設する工事であり、工期は36ヶ月を予定している。

 施工場所であるシェムリアップ市の人口は約13.9万人(2018年)で、都市化の進展により人口が増加している上、世界遺産であるアンコール遺跡群への観光客の増加も続き、水の需要が急速に拡大している。現在稼働している浄水場だけでは供給が追いついていないため、慢性的な給水量不足は地域住民だけでなく、観光等の産業にも影響しており、新規浄水場の建設と配水管等の敷設が急務となっている。

 クボタ工建は長年培ってきた上水道建設の技術を最大限活用して本工事に取り組み、シェムリアップ市民に安全な水を安定供給し、住民の生活環境改善や経済活動促進の一翼を担うことを目指している。

 ニュースリリース

 

 

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