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●年頭所感 ㈱荏原製作所 前田東一社長

 本日2019年1月7日より、新しい事業年度第155期がスタートします。

 2019年度第155期は、現在進めている中期経営計画E-Plan2019の最終年度であり、2020年代半ばまでに荏原グループの業績を連結売上高7000億円かつ営業利益率10%以上の高収益で達成する事に向けて、最初の3年間であるE-Plan2019では、売上の拡大ではなく、グループ全体の収益性の向上を、第一の目標としています。

 また2019年度は、荏原グループの2030年を見据えた長期ビジョンと、来年からスタートする新中期経営計画を策定する年であり、例年と比べいささか忙しい事業年度になります。

 さて、2019年の世界の政治、経済情勢は、昨年に引き続き、国内外とも不確実な情勢が続くとみています。そのような状況の中、我々ができることは、荏原グループの長期ビジョンを見据えて、その実現を目指し、我々が持つ経験、知識、能力、そして実行力を、最大限有効に使って、一つ一つの成果を積み重ねて事業を行ってゆくことに尽きます。

 現在のような変動の激しい事業環境の中で、リスクを低減し、チャンスを掴む事業運営をいかに行ってゆくかという事を考えると、その答えは、変化の兆しをいち早く察知し、それに対して迅速な、俊敏な事業執行を実行していくことであると考えています。

 迅速で俊敏な事業執行を行うためには、

①無駄、無理のない生産性の高い業務プロセスの構築

②的確な人員の配置

③業務プロセス間を繋ぐICTによる情報伝達ネットワークの確立

④そしてそれらを担う役員、従業員の間の的確なコミュニケーションの実行

が重要となります。

 変動の激しい事業環境であるからこそ、変化の兆しをいち早く察知し、それに対して迅速な、俊敏な仕事をしていくためには、常日頃から報告、相談、連絡のコミュニケーションを、ICTの利用も含め、多様な方法で行ってください。

 コミュニケーションの充実は、現在進めているダイバーシティ推進、働き方改革推進をさらに進めていくためにも大変重要となります。

 今年一年、E-Plan2019の目標達成に向けて元気に頑張っていきましょう。

 *1月7日始業式における年頭の辞の要約。

 ㈱荏原製作所

 

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