Metso Corporation （メッツォ、本社：フィンランド・ヘルシンキ）は1月2日、チリの鉱業（マイニング）技術およびメンテナンスプロバイダーであるHigh Service Corp SpA（ハイ・サービス社、本社：サンティアゴ）のサービス事業であるHigh Service Service（ハイ・サービス・サービス）を買収することに合意したと発表した。
High Service Serviceは、チリ、アルゼンチン、ブラジルで事業を展開する、鉱山業界（マイニング）向けの高品質のサービスプロバイダ。2017年度の売上高は6,000万ユーロ（約78億円）で、従業員数は1,300人。買収はチリ当局からの規制当局の承認を待っており、2019年上半期中に完了する予定。当事者は、取引の価値を開示しないことに同意した。
「この買収はMetsoの成長戦略を支え、チリと環太平洋の重要な鉱山市場で当社のサービス提供を拡大することになります。MetsoへのHigh Service Serviceを歓迎します」とMetsoのミネラル（鉱物）サービス事業部門社長、Mikko Keto（ミッコ・ケト）氏は述べた。
一方、High Service Corp.の社長、Hugo Salamanca（ヒューゴ・サラマンカ」氏は次のように述べている。「私たちは、毎年新たな課題を提示する業界で、サービス、開発、革新、および技術に優れた企業として懸命に努力してきました。この画期的な出来事により、エンジニアリングおよび建設分野における地位をさらに深め、発展し続けることができます。」
■High Service Serviceについて
High Service Serviceは、1998年以来、インテグラル、電気および計装のメンテナンスにおいて豊富な経験と実績を持つHigh Service Corpの一部。人的資本の開発および新技術の導入を基盤として、High Service Service は安全性、サービス品質、 オペレーショナルエクセレンス。High Service Service は、プラント保守サービス管理と運転および自動制御管理の2つの分野に分けられる。これらは、技術支援と集信プラントの遠隔監視を専門としている。
■Metsoについて
Metso（メッツォ）は、鉱業、骨材産業、リサイクル産業、加工産業において、持続可能な処理と天然資源の流通のための機器とサービスを提供する世界有数の産業企業。独自の知識と革新的なソリューションにより、お客様の業務効率の向上、リスクの軽減、収益性の向上を支援する。Metsoはフィンランドのナスダックヘルシンキに上場しており、2017年の売上高は約27億ユーロ。Metsoは50カ国以上で12,000人以上の従業員を雇用している。