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三菱ケミカル、四日市事業所のリチウムイオン二次電池電解液の生産能力を増強

・年11,000トンから16,000トンへ

 三菱ケミカルは12月26日、四日市事業所三重県四日市市)において、リチウムイオン二次電池向け電解液の生産能力(※)を、現在の11,000トン/年から16,000トン/年に増強することを決定したと発表した。

 国内外において、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、ハイブリッド自動車(HEV)の市場は急速に拡大している。日本国内ではすでに乗用車の総販売台数の約25%が電動化されており、今後も着実に電動化が進むと見込まれている。

 三菱ケミカルのリチウムイオン電池向け電解液は、低温環境下でも高い出力性を保ち、添加剤の技術によって電極での副反応を抑えることにより、耐久性に優れ安全性も高いことから、日、米、欧を中心とする市場の車載用電池向けに多く採用されている。

 今回、旺盛な需要に対応するため、製造ラインのデボトルネッキングや製品出荷・輸送の効率化製品検査工程におけるデジタル化投資等により、5,000トンの能力増強を実施する。またこれらの投資により、安全・品質管理レベルのさらなる向上を図る。

 三菱ケミカルは、今後も旺盛な需要に応じるべく、グローバルに生産販売体制を強化し、車載用リチウムイオン二次電池向け電解液のリーディングカンパニーとして邁進していく。

※リチウム一次電池向け、電解コンデンサー向け電解液の生産能力を除いた数値。

 ニュースリリース

 

 

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