昨今の工作機械は、高能率加工の観点より、金型等の精密加工から航空機エンジンに使用されるチタン合金等難削材の加工までを1台で広範囲にカバー出来るよう、高速性と高剛性の両立が求められている。主軸にはラジアル剛性確保の為に複列円筒ころ軸受が配置され、潤滑方法としてグリース潤滑が広く採用されている。高速領域においてはポリアミド樹脂保持器で対応してきたが、切削時間短縮の為の急加減速や難削材加工など、厳しい使用条件において昇温や保持器損傷の懸念があり、これらへの対応が課題だった。
開発品は、樹脂保持器の形状の最適化と材質の見直しにより、ワーク加工精度の向上と、軸受交換周期延長を実現した。