Valmet Oyj(バルメット、本社:フィンランド・Espoo)は12月18日、南アフリカのSappi Saiccor工場でのVulindlelaプロジェクトの一環として、新しい梱包ラインとカッターレイボーイのアップグレードを受注したと発表した。再構築されたカッターと新しい梱包ラインの立ち上げは、2019年の第3四半期に予定されている。この注文は、バルメットの2018年第3四半期に含まれている。この供給範囲の注文は通常、約400万ユーロと評価されている。
Vulindlelaプロジェクトの全体的な目標は、工場の環境への影響を減らし、総生産量を78,3 000 ADt / aから890,000 ADt / aに増やすこと。
「バルメットは、必要な生産速度を満たすコスト効果の高い革新的なソリューションのために、この機器のサプライヤとして選ばれました」とSappiのVulindlelaプロジェクトディレクター、Wayne Weston(ウェイン・ウェストン)は述べている。
「我々はSappiからこの注文を受けて、このプロジェクトと共に私たちの長年の良い協力が続けられることを嬉しく思います。今回はまた、Durban(ダーバン)にある私たちのオフィスを通じて顧客の近くにオートメーションサービスを提供できます」とバルメット社の木材パルプ処理ビジネスユニットのセールスマネージャであるUlf Thorén(ウルフ・トーレン)氏はこのように述べている。
■バルメットの配達についての詳細
バルメットの配達は新しいクロスカッターロール、ベール品質システムを持つ新しい梱包ライン機械を含む。さらに、ベール品質システムが既存の梱包ラインにインストールされる。カッターと新しい梱包ラインの間の既存のコンベアは、新しい生産に合わせてアップグレードされる。新しい梱包ラインの容量は1200 ADt / dになる。
■顧客についての情報(Sappi Southern Africa Ltd., Saiccor Mill)
南アフリカのKwaZulu-Natal州のダーバン港から南に50km離れたSaiccor工場は、Sappi Dissolving Wood Pulpの生産施設の1つ。同工場は、主に輸出市場向けに、年間約80万トンのその溶解性木材パルプ(DWP)グレードのサッピベルブを生産する能力を持っている。DWPは、特に衣料品や繊維製品に使用されるビスコースステープルファイバー(VSF)用の幅広い消費者製品を製造するためにコンバーターに販売されている。