日本鍛圧機械工業会が12月7日に発表した2018年11月度の鍛圧機械受注実績によると、受注総合計は前年同月比0.7%減の269.4億円となり、今年度初の300億円割れとなった。1~11月の累計では8.5%増、4~11月でも15.3%増で推移している。
プレス機械の輸出向けは前年を上回るも国内向けの低調が響きプレス系全体で前年割れだった。板金系機械も堅調であった国内向けに一服感があり、前年割れとなった。
機種別によると、プレス系機械は前年同月比3.0%減の116.0億円。大型プレスは2.6倍増だが、超大型プレス26.7%減、中型プレス30.7%減、小型プレスも12.7%減。油圧プレスは31.1%減、フォーミング56.7%減、自動化・安全装置も30.2%減。板金系機械は同2.0%減の83億3,000万円。パンチングが12.9%増だが、プレスブレーキ9.3%減、レーザ・プラズマも3.2%減だった。
国内は前年同月比22.0%減の110億3,000万円。電機は59.2%増だが、自動車が11.4%減、金属製品製造業32.8%減、一般機械33.8%減、鉄鋼・非鉄金属も50.7%減となった。
輸出は、前年同月比40.9%増の89.0億円。中国向けが3.1倍増、東南アジア向け2.9倍増だが、北米向けは22.2%減、欧州向け6.3%減、インド向け69.0%減、韓国・台湾向けも68.8%減となった。